ひと房の葡萄
もともと尼崎市の学習支援事業に参加していたメンバーなどが2017年に立ち上げたのが「一般社団法人 officeひと房の葡萄」です。
尼崎市の学習支援事業を行う中で、「家庭でケアをされていない子どもたち」がいる。そしてこの子らは学習に向き合いにくいことに気が付きました。学習以前の問題に取り組む必要性をつよく感じ、生活にかかわる幅広いケアができる「環境」を作ろうと思いました。
「安心して学び、集まれる環境をつくりたい」、その思いからぐれいぷハウスと名付けた常設の場所を設け学習支援をスタートさせました。
現在は「ぐれいぷハウス」のほか「学習支援 げんき!」「ぐれいぷワークス」「自立支援型シェアハウス ますかっと」「あまがさき哲学カフェ」の各事業を行っています。
子どものための第3の居場所
ぐれいぷハウス
学校でもない、塾でもない「子どものための第3の居場所」。だれかと話したい、勉強おしえてほしい、ゆっくりしたい。理由はなんでもOK。だれでもいつでも、気軽にきてもらえる「みんなの場所」です。
手芸、工作、料理などの他ハイキングやBBQなど興味があることは何でもやってみましょう。また就労支援もしています。いつでも困ったときには、相談にのれる体制を整えています。もっと勉強したい、となれば「学習支援 げんき!」で学ぶことでできます。
- 対象者
- だいたい小学校4年生から高校3年生まで
学習の習慣を身につけるための教室
学習支援 げんき!
「学習の習慣」を、少しずつ身につけていきます。
1人ひとり、自分のペースに合わせて進めます。「1人では勉強できない」「前に習ったことをちゃんとやり直したい」「自分のペースにあわせて教えてほしい」「受験の時に困らないようにしておきたい」こんな場合には学習支援 げんき!がぴったりです。
「進学塾は費用が高いうえに、勉強についていけないので無駄になる」「家庭で教えるのは難しい」。そんな悩みをお持ちの養育者の方々も、子どもたちを通わせてください。
わからないことを残さないようにします。部活動ある人はスケジュールを調整します。高校に進学した後に困らないようにします。
- 対象者
- だいたい小学校3年生から高校3年生まで
- 参加費
- 月額は学年、選択教科により下記の通りです。
※週1回1時間・教材別途。
※複数教科割引・兄弟割引あり。
※はじめての方は、3回まで無料。
【月謝】
小学生 2,000円〜
中学生 3,500円〜
高校生 4,100円〜
就業支援
ぐれいぷワークス
さまざまな仕事を請け負っています。従事するのは、引きこもりがちな若者や、バイトを探している高校生など。これから仕事に向き合っていこうとしている若者たちです。現場の統括は、経験豊富で若者支援を続けてきたベテランが務めますので、ご安心ください。仕事の質は確保しながら、リーズナブルな価格に設定していますので、ご利用ください。
- 引っ越し(2t1台/距離100㎞以内/3名)100,000円
- 遺品整理(廃棄物量2t車/1台) 20,000円
- 室内退去時清掃(室内洗い/清掃/廃棄物処理/2DK)150,000円
- 雑作業請負(1名) 半日(実働4時間) 6,000円 1日(実働8時間) 12,000円
※実際には詳細を打ち合わせのうえ、お見積りさせていただきます。
※作業場所までの交通費は別途請求になります。
自立支援型シェアハウス
ますかっと
若年女性のための自立支援型シェアハウスです。利用できるのはおおむね18歳から23歳の女性。「住む」だけの場所でなく「自立を目指す」ひとたちの共同生活です。話し合いを大切にします。掃除や片付けなどを分担したり、いっしょにお菓子を作ったり。もちろん1人で過ごしたいときは、個室でゆっくりと過ごせます。専属の支援員がおり、入居者の悩みや困りごとに寄り添っていきます。
- 入居費用
- 初期費用はいりません。収入に応じて月額利用料が変わります。
【例】
手取り収入が月12万円以上 40,000円/月
手取り収入が月10万円~12万円 30,000円/月
手取り収入が月8万円~10万円 20,000円/月
多様な意見に触れられるのが魅力
あまがさき哲学カフェ
だれもが対等な立場で、テーマについて話し合います。自分1人では思いつかないような多様な意見に触れられるのが魅力です。だれかの意見や考えが強要される場ではありません。テーマもいろいろ、開催場所もいろいろ。哲学の知識は不要です。初めての方は話を聞いているだけでも、大丈夫です。
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2024年4月より居住支援を始めます。
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「寄付という小さな行動が、
子どもたちの成長と希望を育てます」
私たちの活動を支援してください
ふくふくでは、汚れや傷みの少ないまだまだ使える子ども服を集めて、選別・手入れをして、ひとり親や祖父母が養育者の家庭などの衣類の支援が必要な子どもさんに手渡します。
いただいた寄付金額に応じて、必要な子どもに衣服の提供をします。バナーをタップすると、Instagramでお渡しした衣服の写真を見ることができます。寄付金は「ふくふく」と「ぶどうのたね」の運営費に充てます。また、一部は「ぐれいぷハウス」に通う食べ盛りの子どもたちの食料費と、遠出やイベントの経験の少ない子どもの活動費に使用します。
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「小さなつながりを大切にします」
ここにはたくさんの子どもとママとかかわってきたスタッフがいます。赤ちゃんを一緒に見守りながらお茶でも飲みましょう。
子育てについて日頃気になっていることがあれば保育士がお聞きしますね。ご希望の場合はお医者さん、子育て支援の窓口などにつなぐこともできます。
「ぶどうのたね」の一階は「ぐれいぷハウス」です。よかったらのぞいてみてください。
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2023年5月尼崎市杭瀬本町商店街で、まだ着られるお洋服を次の人に手渡し、少しでもごみを減らしたいと、チャリティーショップ「あざらし洋品店」が開店しました。収益の10%をひと房の葡萄に寄付していただいています。